シロアリ対策について調べていると、「まだシロアリを見ていないなら駆除しなくていい?」「予防だけで十分?」と迷う人も多いでしょう。
結論からいうと、シロアリが確認されていない住宅では、必ずしも駆除が必要とは限りません。
一方で、すでにシロアリや蟻道、羽アリ、木材の食害などが確認されている場合は、予防だけでは不十分なことがあります。
この記事では、シロアリ駆除をしない家はどうなるのか、予防だけで済むケース、駆除が必要なケース、判断に迷ったときの確認ポイントを解説します。
シロアリ駆除をしない家はどうなる?
シロアリがいない住宅であれば、すぐに駆除をする必要はありません。
ただし、シロアリは地中や木材内部など見えにくい場所で活動するため、
- 実際には侵入しているのに気づいていない
- 以前の防蟻処理の効果が弱くなっている
- 住宅周辺にシロアリがいる
可能性はあります。
そのため、「見えていない=絶対にいない」とは判断しない方がよいでしょう。
予防だけで済むケース
シロアリが確認されていない住宅では、駆除ではなく予防施工を検討するケースがあります。
たとえば、
- 現在シロアリが確認されていない
- 蟻道が見つかっていない
- 木材の食害がない
- 羽アリが家の中から出ていない
- 前回の防蟻施工から年数が経っている
場合です。
このような場合は、住宅の状態を確認したうえで、予防施工だけで対応できることがあります。
駆除が必要なケース
一方で、すでにシロアリの活動が確認されている場合は、予防だけでは不十分です。
たとえば、
- 室内や床下でシロアリを見つけた
- 基礎に蟻道がある
- 柱や土台に食害がある
- 家の中から羽アリが大量に出た
- 床が沈む・ふわふわする
- 同じ場所から毎年羽アリが出る
場合は、現在活動しているシロアリを処理する必要がある可能性があります。
予防施工は、すでにいるシロアリを必ず駆除できるものではありません。
予防と駆除の違い
| 項目 | 目的 |
|---|---|
| シロアリ予防 | 新たな侵入を防ぎやすくする |
| シロアリ駆除 | すでにいるシロアリを処理する |
住宅の状態によって、予防だけでよいか、駆除が必要かが変わります。
シロアリがいないのに駆除を勧められたら?
調査時にシロアリが確認されていないのに「駆除が必要」と言われた場合は、理由を確認しましょう。
確認したいのは、
- 現在シロアリを確認したか
- 蟻道があるか
- 木材の食害があるか
- 活動中と判断した根拠は何か
です。
写真や動画で説明してもらうと判断しやすくなります。
予防施工をしていない家は危険?
予防施工をしていないからといって、すぐにシロアリ被害が出るわけではありません。
ただし、前回の施工から長期間経っている場合は、防蟻効果が弱くなっている可能性があります。
特に、
- 築年数が経っている
- 床下が湿気やすい
- 雨漏りや水漏れがある
- 庭に木材が多い
- 近隣でシロアリ被害がある
場合は、一度点検しておくと安心です。
新築なら駆除しなくていい?
新築住宅では、建築時に防蟻処理が行われていることがあります。
そのため、シロアリが確認されていない新築住宅で、すぐに駆除を行う必要は通常ありません。
ただし、建築時の防蟻処理も永久に効果が続くわけではありません。
保証期間や施工内容を確認し、数年後に点検や再施工を検討しましょう。
築5年以上なら一度確認した方がいい?
新築時や前回の防蟻施工から5年程度経っている場合は、一度状態を確認する目安になります。
ただし、5年経ったら必ず駆除が必要という意味ではありません。
シロアリがいなければ予防施工で済むこともあります。
羽アリが出たら予防ではなく駆除?
家の中から大量の羽アリが出た場合は、シロアリが住宅内部や近くで活動している可能性があります。
そのため、予防だけで済むかどうかを自己判断しない方がよいでしょう。
まず、
- 羽アリの種類
- 発生場所
- 発生した数
- 周辺の蟻道や食害
を確認します。
シロアリの活動が確認された場合は、駆除が必要になります。
蟻道があったら駆除が必要?
基礎や床下に蟻道がある場合は、シロアリが侵入している可能性があります。
ただし、古い蟻道で現在は活動していない場合もあります。
そのため、蟻道があるだけで現在活動していると断定せず、内部の状態や周辺の被害も確認することが重要です。
床が沈む場合は予防では足りない?
床が沈む、ふわふわするなどの症状がある場合は、床下の木材が傷んでいる可能性があります。
ただし、原因はシロアリだけではありません。
木材の腐朽や構造上の問題でも同じような症状が出ることがあります。
床に違和感がある場合は、シロアリの有無と木材の状態の両方を確認しましょう。
庭でシロアリを見つけただけなら駆除は必要?
庭の古い木材や切り株にシロアリがいても、必ず家の駆除が必要とは限りません。
建物から離れた場所だけで見つかった場合は、対象の木材を撤去し、住宅周辺に異常がないか確認します。
ただし、
- 家のすぐ横で見つけた
- 基礎にも蟻道がある
- 室内にも羽アリが出る
場合は、住宅側の点検を検討しましょう。
市販薬だけで予防してもいい?
市販のシロアリ予防剤を使う方法もあります。
ただし、住宅全体を適切に予防するには、
- 施工範囲
- 侵入しやすい場所
- 木部と土壌の処理
- 薬剤の使用量
などを判断する必要があります。
特に床下全体への施工を自分で行うのは、安全面も含めて簡単ではありません。
予防だけで済むか調べる方法
自分では判断できない場合は、まず住宅の状態を調査してもらう方法があります。
調査では、
- シロアリがいるか
- 蟻道があるか
- 食害があるか
- 過去の被害跡があるか
- 水漏れなどがないか
を確認します。
シロアリが確認されなければ、現在は駆除ではなく予防を検討できる場合があります。
予防と駆除で料金は変わる?
施工内容が違えば料金も変わる可能性があります。
駆除では、被害箇所への追加処理や穿孔・注入処理が必要になることがあります。
さらに、木材が大きく傷んでいれば補修費用がかかる場合もあります。
そのため、被害が出る前の予防施工で済めば、結果的に費用を抑えられることがあります。
駆除をしないまま放置するとどうなる?
現在シロアリがいるのに駆除しないまま放置すると、木材内部の食害が進む可能性があります。
被害が広がると、
- 床下木材の劣化
- 床の沈み
- 柱や土台の食害
- 木材の交換や補強
が必要になることがあります。
シロアリが確認されている場合は、長期間放置しない方がよいでしょう。
予防か駆除か迷ったら見積もり内容を確認する
業者から見積もりを受け取ったら、「駆除」なのか「予防」なのかを確認しましょう。
見積書では、
- 現在シロアリがいるのか
- どこに被害があるのか
- 何を施工するのか
- どこまでが施工範囲か
- 料金はいくらか
- 保証は何年か
を確認してください。
説明に納得できなければ相見積もりを取る
「駆除が必要」と言われたものの、本当に必要なのかわからない場合は、別の業者にも調査してもらう方法があります。
2~3社程度を比較すると、
- 現在シロアリがいるか
- 施工範囲
- 駆除か予防か
- 料金
について判断しやすくなります。
北海道・東北・関東・中部地方ならキャッツ
北海道・東北・関東・中部地方で、「予防だけでよいのか、駆除が必要なのかわからない」という場合はキャッツへ調査を依頼する方法があります。
キャッツでは住宅の状態を確認し、必要な施工内容に応じて見積もりを提示しています。
調査から見積もりまでは無料です。
シロアリが確認されなかった場合も、前回の防蟻施工時期などを伝えて、今後の予防について相談できます。
自宅周辺で対応できる業者を探すならシロアリ110番
自宅周辺でシロアリ調査に対応できる業者を探したい場合は、シロアリ110番を利用する方法があります。
紹介された業者へ相談する際は、
- 現在シロアリがいるのか
- 駆除が必要なのか
- 予防だけでよいのか
- 施工範囲
- 料金
- 保証
を確認してから契約しましょう。
シロアリ駆除をしない場合によくある質問
シロアリがいないなら何もしなくていい?
必ず施工が必要とは限りません。
ただし、以前の防蟻施工から長期間経っている場合は、点検や予防を検討するとよいでしょう。
予防だけでシロアリを駆除できる?
すでにシロアリがいる場合は、予防だけでは不十分なことがあります。
現在の活動状況を確認したうえで施工方法を決めましょう。
羽アリが1匹だけなら駆除しなくていい?
1匹だけで住宅被害があるとは断定できません。
ただし、室内から出た場合は周辺に蟻道や羽、木材の傷みなどがないか確認してください。
新築5年なら駆除と予防どちら?
シロアリがいなければ、駆除ではなく予防施工を検討することになります。
まず新築時の保証や施工内容を確認しましょう。
家の近くにシロアリがいるだけでも駆除する?
庭などにいるだけで、必ず家の駆除が必要とは限りません。
住宅側に侵入サインがないか確認し、不安なら点検を受けましょう。
駆除を勧められたらその日に契約した方がいい?
重大な構造被害など緊急性がある場合を除き、見積もり内容を確認してから判断して構いません。
説明に納得できない場合は、別業者の見積もりも比較しましょう。
まとめ|シロアリがいなければ予防、活動があれば駆除を検討する
シロアリが確認されていない住宅では、必ずしも駆除が必要ではありません。
前回の防蟻施工から年数が経っている場合などは、住宅の状態を確認して予防施工を検討できます。
一方で、
- シロアリを見つけた
- 蟻道がある
- 室内から羽アリが大量に出た
- 木材に食害がある
場合は、予防だけではなく駆除が必要になる可能性があります。
「駆除か予防か」を月数や築年数だけで決めず、現在シロアリが活動しているかを確認して、住宅の状態に合った施工を選ぶことが大切です。