シロアリ駆除を依頼するとき、「施工には何時間かかる?」「当日はずっと立ち会わないといけない?」「仕事を休んで1日空ける必要がある?」と気になる人は多いでしょう。
一般的な戸建て住宅で行われる薬剤処理によるバリア工法では、床下の木部や土壌などへ薬剤を施工します。
施工時間は住宅の広さや床下の構造、被害状況によって変わりますが、一般的な戸建てでは数時間程度で終わり、1日で施工が完了するケースが多くあります。
この記事では、バリア工法を中心に、シロアリ駆除の施工時間、当日の流れ、立ち会いの必要性、施工前に準備しておきたいことを解説します。
シロアリ駆除の施工時間はどれくらい?
薬剤を使用するバリア工法の場合、一般的な戸建て住宅では3~6時間程度がひとつの目安です。
シロアリ110番では、15~20坪程度の戸建て住宅でバリア工法を行う場合、4時間前後を目安としています。住宅の広さや床下の構造、被害状況によって時間は変わります。
| 施工条件 | 時間の目安 |
|---|---|
| 一般的な戸建て住宅 | 3~6時間程度 |
| 施工面積が小さい | 比較的短くなる場合がある |
| 施工面積が広い | 時間が長くなる場合がある |
| 被害範囲が広い | 半日以上・複数日になる場合もある |
| 床下へ入りにくい | 通常より時間がかかる場合がある |
「必ず○時間で終わる」と決まっているわけではありません。
予定を立てる場合は、施工業者へ事前に終了予定時刻を確認しておきましょう。
この記事でいうシロアリ駆除はバリア工法が中心
シロアリ駆除には複数の施工方法があります。
この記事では、床下の木材や土壌などへ薬剤を処理するバリア工法を中心に説明しています。
代表的な施工には、
- 木部への薬剤処理
- 床下土壌への薬剤処理
- 被害箇所への穿孔・薬剤注入
- 玄関など必要箇所への薬剤処理
などがあります。
住宅の状態によってすべてを行うとは限りません。
ベイト工法は施工時間の考え方が違う
シロアリ対策には、薬剤を床下へ散布する方法とは別にベイト工法もあります。
ベイト工法では、住宅周辺などへ専用のステーションを設置し、シロアリに薬剤を含む餌を食べさせます。
初回の設置作業そのものは数時間程度で終わる場合がありますが、設置して終わりではなく、その後も定期的な確認や管理を続ける方法です。
そのため、「駆除工事が半日で終了」という考え方だけでは比較できません。
シロアリ駆除当日の基本的な流れ
バリア工法によるシロアリ駆除では、一般的に次のような流れで作業します。
1.施工内容を確認する
作業開始前に、施工範囲や作業内容を確認します。
見積もり時の説明と違いがないか、追加工事が発生する可能性があるかも確認しておきましょう。
2.床下点検口周辺を養生する
床下へ入る場合は、点検口周辺などを養生します。
床や家具などが汚れないよう、シートなどを使用して作業スペースを確保するのが一般的です。
3.床下の状態を確認する
施工前に、床下の被害箇所や侵入経路などを確認します。
すでに事前調査を受けていても、施工当日にあらためて状態を確認する場合があります。
4.木部へ薬剤を処理する
土台や大引きなど、シロアリ被害を受けやすい木部へ薬剤を処理します。
被害のある木材では、必要に応じて小さな穴を開けて内部へ薬剤を注入することもあります。
5.土壌へ薬剤を処理する
地中から侵入するシロアリを防ぐため、床下の土壌や基礎周辺などへ薬剤を処理します。
住宅の構造によって施工方法は異なります。
6.玄関など必要な場所を処理する
玄関や浴室など、床下から直接施工しにくい場所では、必要に応じて別の方法で薬剤を処理することがあります。
穴を開ける施工が必要な場合は、事前に場所や補修方法を確認しておきましょう。
7.片付け・施工内容の説明
施工後は、養生を撤去して作業場所を清掃します。
その後、
- どこを施工したか
- 被害状況
- 施工後の注意点
- 保証内容
- 定期点検
などについて説明を受けます。
施工時間が長くなるのはどんな家?
シロアリ駆除の施工時間は、家の広さだけでは決まりません。
たとえば、次のような住宅では時間が長くなることがあります。
- 施工面積が広い
- 床下が低い
- 床下が複雑な構造になっている
- 床下を複数の区画に分けて施工する必要がある
- シロアリ被害が広範囲に及んでいる
- 室内の柱などにも処理が必要
- 玄関や浴室など追加の施工箇所が多い
被害が屋内の広い範囲へ進んでいる場合などは、1日で終わらず複数日にわたることもあります。
シロアリ駆除当日はずっと立ち会いが必要?
施工開始時と施工終了時には、立ち会いを求められることが多いでしょう。
開始時には施工内容を確認し、終了後には施工結果や注意事項の説明を受けるためです。
一方で、作業中ずっと施工員のそばにいる必要は通常ありません。
ただし、外出してよいかどうかは業者や施工内容によって異なります。
「作業中に外出しても大丈夫ですか?」と施工前に確認しておくのが確実です。
施工中に外出してもいい?
業者によっては、作業開始時に立ち会ったあと、施工中に外出できる場合があります。
ただし、
- 室内にも薬剤処理をする
- 家具を移動する必要がある
- 途中で施工箇所の確認が必要
- 追加施工について判断が必要
といった場合は、立ち会いを求められることがあります。
長時間外出する予定がある場合は、事前に相談しましょう。
仕事を1日休んだ方がいい?
一般的なバリア工法なら半日程度で終了することもあります。
ただし、終了時刻が延びる可能性を考えると、施工日は余裕を持って予定を組んだ方が安心です。
特に初めて施工する場合は、
- 作業前の説明
- 施工
- 作業後の説明
まで含めて考えましょう。
午前施工なら午後まで、午後施工なら夕方まで予定を空けておくと対応しやすくなります。
施工前に片付けておく場所
施工前にすべての部屋を片付ける必要はありません。
ただし、床下点検口周辺は作業できる状態にしておきましょう。
床下点検口は、
- キッチンの床下収納
- 洗面所
- 廊下
- 収納部分
などに設けられていることがあります。
床下収納庫を入口として利用する場合は、中身を出す必要があります。
どこから床下へ入るのかわからない場合は、事前調査の際に確認しておくと準備が楽です。
家具は全部移動する必要がある?
床下だけを施工する場合、通常は家中の家具をすべて移動する必要はありません。
ただし、室内の柱や壁、玄関周辺などにも施工が必要な場合は、その周辺の家具や荷物を移動することがあります。
重い家具がある場合は、自分で無理に動かさず業者へ相談しましょう。
子どもやペットはどうする?
子どもやペットがいる場合は、施工前に業者へ伝えておきましょう。
床下点検口の周囲では、薬剤や施工道具を使用します。
そのため、作業中は子どもやペットを近づけない方がよいでしょう。
特に室内で薬剤処理を行う場合は、
- 施工中に在宅できるか
- 別室へ移動すればよいか
- 外出した方がよいか
- 施工後いつから通常通り過ごせるか
を確認しておきましょう。
施工後すぐ普通に生活できる?
床下中心の施工であれば、施工後も通常通り生活できる場合があります。
ただし、室内側へ薬剤を使用した場合や、使用した薬剤・施工方法によっては換気や乾燥時間が必要になることがあります。
施工後に、
- 換気が必要か
- 触れてはいけない場所があるか
- 子どもやペットを近づけてよい時間
- においが残る可能性
を確認してください。
施工当日に追加料金が出ることはある?
原則として、事前調査と見積もりで施工内容を確認してから契約するのが基本です。
ただし、作業開始後に見積もり時には確認できなかった被害が見つかる可能性はあります。
追加施工が必要と言われた場合は、
- なぜ必要なのか
- どこを施工するのか
- いくら追加されるのか
- 今すぐ施工しなければならないのか
を確認しましょう。
金額を確認しないまま追加工事を任せないことが大切です。
施工後は写真を見せてもらう
床下は自分で確認しにくいため、施工前後の写真や動画があると内容を確認しやすくなります。
見積もりの段階で、
「施工前後の写真を見せてもらえますか?」
と聞いておくとよいでしょう。
どこに被害があり、どこを処理したのかを把握しておくと、将来の定期点検でも役立ちます。
施工後に保証書を確認する
シロアリ防除では、施工後に5年程度の保証が付く業者があります。
ただし、保証期間だけを見るのではなく、
- 対象となるシロアリ
- 再発時の再施工
- 保証対象となる場所
- 保証対象外となる条件
- 定期点検の有無
などを確認しましょう。
5年保証があるから5年間絶対にシロアリが出ないという意味ではありません。
調査時間と施工時間は別
シロアリ駆除を検討している段階では、まず現地調査を行い、その後別の日に施工するケースがあります。
調査と施工は別のため、「無料調査を申し込んだらその日に数時間施工される」という意味ではありません。
たとえばキャッツでは、調査時間は作業環境や広さ、被害状況によって異なるものの、30分~1時間程度と案内しています。
調査後に結果や見積もりを確認し、納得してから施工日を決める流れです。
北海道・東北・関東・中部地方ならキャッツ
北海道・東北・関東・中部地方でシロアリ駆除を検討している場合は、キャッツへ調査を依頼する方法があります。
キャッツでは原則として床下調査を行い、住宅の状態を確認したうえで施工方法や見積もりを提示しています。調査から見積もりまでは無料です。
施工時間が気になる場合は、無料調査の際に、
- 施工方法
- 施工範囲
- 作業開始時間
- 終了時間の目安
- 施工中に外出できるか
まで確認しておくと当日の予定を立てやすくなります。
自宅周辺で対応できる業者を探すならシロアリ110番
近くでシロアリ駆除に対応できる業者を探したい場合は、シロアリ110番を利用する方法があります。
シロアリ110番では、15~20坪程度の戸建て住宅におけるバリア工法の作業時間を4時間前後の目安として案内しています。ただし、建物の広さや床下の構造、被害状況によって変わります。
紹介された業者へ依頼する際は、施工時間だけでなく、施工範囲、料金、追加費用、保証内容も確認しましょう。
シロアリ駆除の施工時間についてよくある質問
シロアリ駆除は1日で終わる?
一般的な戸建て住宅のバリア工法なら、1日で終了するケースが多くあります。
ただし、被害範囲が広い場合や施工箇所が多い場合は、複数日にわたることがあります。
30坪の家なら何時間くらい?
住宅の広さだけでは決まりませんが、バリア工法では3~6時間程度がひとつの目安です。
20~30坪程度の住宅で3~6時間程度と案内しているシロアリ駆除業者もあります。
施工中ずっと家にいないといけない?
作業開始時と終了時の立ち会いが必要になる場合がありますが、施工中ずっとそばにいる必要は通常ありません。
外出できるかどうかは業者へ事前に確認してください。
施工中に買い物へ行ってもいい?
業者が認めていれば外出できる場合があります。
ただし、途中で施工内容について確認が必要になる可能性もあるため、連絡が取れる状態にしておきましょう。
無料調査にも数時間かかる?
施工と調査は別です。
たとえばキャッツでは、一般的な調査時間を30分~1時間程度と案内しています。大きな住宅や複数棟を調査する場合は、それ以上かかることがあります。
ベイト工法も半日で終わる?
初回のステーション設置自体は数時間で終わることがあります。
ただし、ベイト工法はその後も定期的に確認・管理していく方法なので、バリア工法とは施工期間の考え方が異なります。
まとめ|シロアリ駆除は半日程度を目安に余裕を持って予定する
薬剤を使用する一般的なバリア工法では、シロアリ駆除の施工時間は3~6時間程度がひとつの目安です。
ただし、
- 住宅の広さ
- 床下の構造
- 被害範囲
- 施工箇所
- 施工方法
によって時間は変わります。
一般的な住宅では1日で終了することが多いものの、被害が広範囲の場合は時間が延びたり、複数日にわたったりする可能性もあります。
施工日を決めるときは、見積もり時に「何時から何時ごろまでかかるのか」「施工中に外出できるのか」まで確認しておくと安心です。