シロアリ駆除

シロアリの初期症状とは?床・柱・羽アリ・蟻道でわかる被害サイン

シロアリ被害は、初期の段階では気づきにくいことがあります。

床下や木材の内部など、普段は見えない場所で活動することが多いため、シロアリそのものを見つける前に住宅に異変が出る場合があります。

たとえば、

  • 羽アリが出る
  • 基礎に蟻道がある
  • 床がふわふわする
  • 柱や木材を叩くと空洞音がする
  • 木材に不自然な傷みがある

といった症状です。

ただし、これらの症状があるからといって、必ずシロアリ被害とは限りません。

この記事では、シロアリ被害で見られる初期症状と、自分で確認できるポイント、業者に相談した方がよいケースを解説します。

シロアリの初期症状一覧

シロアリ被害が疑われる主なサインは次のとおりです。

  • 家の中や周辺で羽アリを見つけた
  • 同じ形の羽が大量に落ちている
  • 基礎や床下に蟻道がある
  • 床がふわふわする・沈む
  • 柱や木材を叩くと空洞音がする
  • 木材の表面が薄くなっている
  • 玄関や浴室周辺の木材が傷んでいる
  • 床下の木材に食害跡がある

これらの症状が複数見られる場合は、シロアリ被害の可能性を考えて住宅の状態を確認した方がよいでしょう。

羽アリが家の中に出る

シロアリ被害に気づくきっかけとして多いのが羽アリです。

シロアリの巣が成長すると、一部が羽アリとなって新しい巣を作るために飛び出します。

そのため、

  • 床の隙間
  • 柱の近く
  • 壁の隙間
  • 浴室
  • 玄関

などから羽アリが大量に出てきた場合は注意が必要です。

ただし、羽アリには黒アリの羽アリもいます。

シロアリの羽アリは、4枚の羽がほぼ同じ大きさで、胴体のくびれが目立たず、触角が数珠状なのが特徴です。

羽アリについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

羽アリが家に出たらどうする?シロアリとの見分け方と正しい対処法

同じ形の羽が大量に落ちている

シロアリの羽アリは、飛んだあとに羽を落とします。

そのため、羽アリそのものが見つからなくても、

  • 窓際
  • 床
  • 玄関
  • 浴室
  • 柱の周辺

などに同じ形の羽が大量に落ちている場合は、羽アリが発生した可能性があります。

羽を見つけた場合は、すぐにすべて捨てず、写真を撮るか数枚保管しておくと種類を確認しやすくなります。

基礎や床下に蟻道がある

シロアリの重要なサインのひとつが蟻道です。

地中に生息するシロアリは、乾燥や光を避けながら移動するため、土や排泄物などを使ってトンネル状の通り道を作ることがあります。

蟻道は、

  • 基礎
  • 束石
  • 床下の木材
  • 配管の周辺

などに作られることがあります。

見た目は、土でできた細長い筋が壁や基礎を伸びているような形です。

蟻道らしいものを見つけた場合は、すぐ壊さず写真を撮っておきましょう。

業者が調査するときの手がかりになります。

床がふわふわする・沈む

床を歩いたときに、

  • ふわふわする
  • 少し沈む
  • 以前より柔らかく感じる
  • 一部だけきしみが強くなった

といった変化がある場合、床材や床下の木材が傷んでいる可能性があります。

原因はシロアリだけではなく、湿気や腐朽などの場合もあります。

ただし、シロアリに木材内部を食害されると、表面が残っていても内部の強度が低下することがあります。

床の異変と羽アリや蟻道が同時に見つかった場合は、シロアリ被害を疑って確認した方がよいでしょう。

柱や木材を叩くと空洞音がする

シロアリは木材の内部を食べ進むため、外側から見ただけでは被害がわからない場合があります。

柱や木材を軽く叩いたときに、

「コンコン」という詰まった音ではなく、「ポコポコ」「カスカス」といった空洞を感じる音

がする場合は、内部が傷んでいる可能性があります。

ただし、木材の種類や構造によって音は違うため、空洞音だけでシロアリ被害と断定することはできません。

木材の表面を押すと薄く感じる

シロアリ被害を受けた木材は、表面だけ残って内部が食べられていることがあります。

そのため、木材の表面を軽く押したときに、

  • 薄く感じる
  • 簡単にへこむ
  • 表面が割れる
  • 内部が空洞になっている

といった異変が出ることがあります。

強く押したり壊したりすると状態がわかりにくくなる場合があるため、気になる箇所は写真を撮っておきましょう。

玄関周辺にシロアリの症状が出る

玄関はシロアリ被害が発生することがある場所のひとつです。

特に、玄関土間周辺には土壌と建物が近い部分があり、構造によってはシロアリが侵入することがあります。

次のような症状がないか確認しましょう。

  • 玄関枠の木材が傷んでいる
  • 玄関周辺から羽アリが出る
  • 木部を押すと柔らかい
  • 基礎周辺に蟻道がある

玄関から羽アリが出た場合は、見えている虫だけを処理して終わりにせず、周辺の状態も確認した方がよいでしょう。

浴室・洗面所周辺にも注意

浴室や洗面所など、水を使う場所の周辺も確認しておきたいポイントです。

特に古い住宅では、

  • 水漏れ
  • 湿気
  • 木材の腐朽

などがあると、シロアリ被害が発生しやすい環境になることがあります。

浴室周辺から羽アリが出た、床が柔らかい、木枠が傷んでいるといった場合は確認してみましょう。

シロアリは木くずを出す?

木材の周辺に木くずのようなものがあると、「シロアリでは?」と心配になることがあります。

ただし、木くずだけでシロアリとは判断できません。

シロアリの種類によって被害の特徴も異なり、木材を食害するほかの害虫が原因の場合もあります。

木くずのようなものを見つけたら、

  • 木材に穴がないか
  • 羽が落ちていないか
  • 蟻道がないか
  • 木材内部が傷んでいないか

もあわせて確認しましょう。

シロアリそのものを見つけた場合

床下や木材の中から白っぽい虫を見つけた場合は、シロアリの可能性があります。

シロアリは集団で生活する昆虫なので、家の中で1匹見つけても、見えている1匹だけがいるとは限りません。

ただし、「1匹見つけたら必ず○万匹いる」と個体数を断定することはできません。

虫を見つけたら、

  • 写真を撮る
  • 発見場所を記録する
  • 可能であれば数匹を保管する

などしておきましょう。

シロアリの初期症状で殺虫剤を使ってもいい?

シロアリらしい虫や羽アリを見つけても、むやみに殺虫剤を広範囲へ散布するのは慎重にした方がよいでしょう。

薬剤によってシロアリが別の場所へ移動すると、あとから業者が調査するときに活動場所を確認しにくくなる場合があります。

業者へ調査を依頼する予定がある場合は、

  • 写真を撮る
  • 発生場所を記録する
  • 蟻道を残す

など、できるだけ現状を残しておくと調査しやすくなります。

シロアリを見つけたときの対応については、こちらの記事で詳しく解説しています。

シロアリを見つけたらどうする?やってはいけないことと正しい対処法

初期症状が1つあるだけならシロアリ?

床がきしむ、木材が傷んでいるなど、1つの症状だけでシロアリと断定することはできません。

たとえば、

  • 経年劣化
  • 湿気
  • 腐朽
  • ほかの害虫

などでも似た症状が出ることがあります。

一方で、

羽アリ+蟻道+床の異変

など、複数のサインが同時にある場合はシロアリ被害の可能性が高くなります。

シロアリの初期症状を自分で確認する方法

専門的な床下調査を自分でする必要はありませんが、普段見える範囲で確認できる場所があります。

家の基礎を見る

建物の外周を歩き、基礎に土でできた筋のようなものがないか確認します。

玄関や浴室を見る

木枠の傷みや羽アリの発生跡がないか確認します。

床の感触を確認する

以前より沈む場所や、ふわふわする場所がないか確認します。

窓際や床に羽がないか見る

同じ形の羽が大量に落ちていないか確認しましょう。

異変を見つけたら写真を撮っておくと、あとで業者へ説明しやすくなります。

床下へ自分で入って確認してもいい?

床下は、

  • 狭い
  • 暗い
  • 配管がある
  • 釘や木材が出ている

など、危険がある場所です。

また、慣れていない人が入ると、蟻道や被害箇所を壊してしまう可能性もあります。

無理に自分で床下へ入らず、見える範囲で確認し、必要なら専門業者に調査してもらう方が安全です。

シロアリの初期症状を放置するとどうなる?

シロアリ被害を長期間放置すると、木材内部の食害が広がる可能性があります。

被害が進むと、

  • 床が沈む
  • 柱や土台が傷む
  • 補修工事が必要になる

など、駆除だけでは済まなくなる場合があります。

ただし、羽アリを1匹見つけたからといって、すぐに家が危険になるという意味ではありません。

不安をあおらず、まず被害があるかどうかを確認することが大切です。

こんな症状があれば業者への相談を検討

次のような場合は、専門業者への相談を検討するとよいでしょう。

  • 室内からシロアリらしい羽アリが大量に出た
  • 毎年同じ場所から羽アリが出る
  • 基礎や床下に蟻道がある
  • 床がふわふわする・沈む
  • 柱や木材に食害がある
  • シロアリそのものを室内で見つけた
  • 複数の初期症状が出ている
  • 被害範囲が自分ではわからない

北海道・東北・関東・中部地方ならキャッツ

北海道・東北・関東・中部地方で、シロアリ防除会社へ直接調査を依頼したい場合はキャッツがあります。

キャッツでは原則として床下を調査し、住宅の状態に合わせて見積もりを提示しています。

調査から見積もりまでは無料です。

「シロアリの初期症状かもしれないけれど、自分では判断できない」という場合は、住宅の状態を調べてもらう方法があります。

自宅周辺で対応できる業者を探すならシロアリ110番

どのシロアリ業者へ相談すればいいかわからない場合は、シロアリ110番を利用して対応可能な業者を探す方法があります。

調査や見積もりを受ける場合は、

  • 被害箇所
  • 施工範囲
  • 料金
  • 追加料金
  • 保証

などを確認してから依頼しましょう。

シロアリの初期症状についてよくある質問

シロアリ被害は見た目でわかる?

蟻道や羽アリなど、見た目で確認できるサインもあります。

一方、木材内部や床下で被害が進んでいる場合は、室内から見ただけではわからないことがあります。

床がきしむだけでシロアリ?

床のきしみだけでシロアリとは判断できません。

経年劣化や湿気など、ほかの原因もあります。

蟻道や羽アリなど、ほかの症状がないかも確認しましょう。

羽アリが1匹いただけでも調査した方がいい?

屋外から偶然入った可能性もあるため、1匹だけでシロアリ被害があるとは判断できません。

ただし、室内で何度も出る、同じ場所から大量に出るといった場合は確認した方がよいでしょう。

蟻道を見つけたら壊して確認していい?

調査を依頼する可能性がある場合は、すぐ壊さず写真を撮って残しておく方がよいでしょう。

業者がシロアリの活動状況を確認する手がかりになります。

初期なら自分で駆除できる?

屋外の木材など、建物から離れた限定的な場所であれば自分で対処できるケースもあります。

一方、室内、床下、柱などで症状がある場合は、被害範囲を自分で判断するのは簡単ではありません。

まず住宅の状態を確認してから駆除方法を判断した方がよいでしょう。

まとめ|シロアリの初期症状は羽アリ・蟻道・床の異変を確認

シロアリ被害は、目に見えない床下や木材内部で進むことがあります。

初期の段階で気づくためには、

  • 羽アリ
  • 落ちている羽
  • 蟻道
  • 床のふわつき
  • 柱や木材の空洞音
  • 木材の傷み

などを確認しましょう。

ただし、これらの症状が1つあるだけでシロアリ被害とは断定できません。

複数のサインがある場合や、室内からシロアリ・羽アリが大量に出ている場合は、住宅内部に被害がないか確認した方がよいでしょう。

シロアリ被害が疑われるときは、むやみに薬剤を使ったり蟻道を壊したりせず、発生場所を写真に残してから状況を確認することが大切です。

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