家の中や庭でシロアリらしい虫を見つけると、すぐに殺虫剤をかけたくなるかもしれません。
ただし、目の前にいるシロアリだけを駆除しても、床下や木材内部にシロアリが残っている可能性があります。
また、薬剤の種類によってはシロアリが別の場所へ逃げ、あとから業者が調査するときに活動場所を特定しにくくなることもあります。
シロアリを見つけたら、まずは発生場所を確認し、写真を撮り、むやみに殺虫剤を使わずに状況を確認することが大切です。
この記事では、シロアリを見つけた直後にすること、やってはいけないこと、自分で対処できるケース、業者に相談した方がいいケースを順番に解説します。
シロアリを見つけたら最初にすること
まずは、シロアリを見つけた場所を確認してください。
シロアリがいた場所によって、考えられる状況は変わります。
- 室内
- 床下
- 玄関
- 浴室
- 柱や木材
- 庭
- 植木鉢
- ウッドデッキ
- 枕木
できれば、虫そのものや周辺の状態をスマートフォンで撮影しておきましょう。
あとで業者に相談するときにも、写真があると状況を伝えやすくなります。
「いつ」「どこで」「どのくらい見つけたか」も簡単にメモしておくとよいでしょう。
シロアリを見つけても、むやみに殺虫剤を使わない
シロアリを見つけると、すぐに市販の殺虫スプレーをかけたくなるかもしれません。
しかし、家の中や床下でシロアリを見つけた場合は、むやみに薬剤を使わない方がよい場合があります。
市販の殺虫剤には、シロアリが嫌がって避ける忌避性のある成分が使われているものがあります。
薬剤を使うと、目の前にいるシロアリは駆除できても、周囲のシロアリが別の場所へ逃げることがあります。
その結果、
- シロアリの活動場所が変わる
- 被害箇所がわかりにくくなる
- シロアリがいなくなったように見える
- あとから業者が調査するときに生息場所を特定しにくくなる
といった可能性があります。
特に、すでに専門業者へ調査を依頼する予定がある場合は、できるだけ発生場所をそのまま残しておいた方が状況を確認しやすくなります。
気持ち悪くてそのままにできない場合は、掃除機で吸う、袋などに入れて捕まえるなどして、薬剤を広範囲に散布するのは避けた方がよいでしょう。
すでに殺虫剤を使用してしまった場合でも、調査を依頼することはできます。
その場合は、使った薬剤の商品名、使用した場所、使用した時期を業者に伝えておきましょう。
シロアリを1匹見つけたらどうする?
シロアリは集団で生活する昆虫です。
そのため、家の中や床下で1匹見つけた場合でも、見えている1匹だけがいるとは限りません。
「シロアリを1匹見たら数万匹いる」といった表現を見かけることがありますが、1匹見つけただけで巣の規模や個体数を正確に判断することはできません。
ただし、シロアリは床下や木材内部など、普段見えない場所で活動することがあります。
特に、
- 室内でシロアリを見つけた
- 床下で見つけた
- 柱や木材から出てきた
- 羽アリが発生している
- 蟻道がある
といった場合は、見えているシロアリだけを駆除して終わりにしない方がよいでしょう。
建物内部に被害がないか確認することが大切です。
シロアリの被害サインがないか確認する
シロアリそのものだけでなく、家の周囲に次のようなサインがないか確認します。
羽アリが大量に出た
春から夏ごろに、家の中や窓付近で羽アリが大量に出た場合は注意が必要です。
ただし、羽アリには黒アリの仲間もいるため、すべてがシロアリとは限りません。
羽の形や胴体のくびれなどを確認すると、見分ける手がかりになります。
蟻道がある
基礎や床下に、土で作られた細い筋のようなものがある場合は、シロアリの蟻道の可能性があります。
蟻道を見つけても、すぐに壊さず写真を撮っておきましょう。
床がふわふわする、沈む
床材や床下の木材が被害を受けると、歩いたときに違和感が出ることがあります。
床の一部だけが柔らかく感じる場合も注意してください。
柱や木材を叩くと空洞音がする
木材内部が食害されていると、表面はきれいでも内部が空洞になっている場合があります。
柱や木材を軽く叩いたときに、ほかの場所と音が違う場合は確認が必要です。
木材の周辺に異変がある
木くずのようなものや、木材の表面に不自然な傷みがある場合も確認しましょう。
庭でシロアリを見つけたらどうする?
庭の枯れ木や切り株、古い木材、枕木などにシロアリがいることはあります。
屋外にシロアリがいるからといって、必ず家にも被害があるとは限りません。
ただし、建物のすぐ近くに、
- 木材
- 段ボール
- 枕木
- ウッドデッキ
- 植木鉢
などがあり、そこにシロアリがいる場合は注意してください。
家の基礎周辺や床下への侵入サインがないか確認しましょう。
自分でシロアリ駆除できるケースはある?
庭の古い木材や切り株など、建物から離れた場所だけでシロアリを見つけた場合は、その木材を撤去するなど自分で対処できることもあります。
ただし、家の近くや建物内部でシロアリを見つけた場合は、被害範囲を自分で判断するのは簡単ではありません。
見えている場所だけ薬剤を使っても、床下や木材内部にシロアリが残っている可能性があります。
また、薬剤の使い方によってはシロアリが別の場所へ移動し、被害状況を確認しにくくなることもあります。
住宅まで被害が及んでいる可能性がある場合は、まず床下や建物周辺の状態を確認してから駆除方法を決める方がよいでしょう。
業者に相談した方がいいケース
次のような場合は、専門業者への相談を検討した方がよいでしょう。
- 室内でシロアリを見つけた
- 羽アリが大量に発生した
- 床下に蟻道がある
- 床が沈む、ふわふわする
- 柱や木材に被害がある
- 何度対処しても再び出てくる
- 被害範囲がわからない
- 床下に自分で入れない
特に、被害範囲がわからない場合は、目に見える場所だけを処理しても十分ではないことがあります。
シロアリ駆除業者に相談すると何をしてもらえる?
シロアリ駆除業者に依頼すると、まず床下や建物周辺を確認し、
- シロアリがいるか
- 被害箇所
- 施工範囲
- 駆除方法
- 費用
などを確認したうえで見積もりを出してもらう流れが一般的です。
シロアリかどうかわからない場合でも、調査を依頼してから施工するかどうかを判断できます。
北海道・東北・関東・中部地方ならキャッツ
キャッツでは、原則として床下を調査し、住宅の状態に合わせて見積もりを提示しています。
調査から見積もりまでは無料です。
「シロアリかもしれないけれど、被害範囲がわからない」という場合は、まず住宅の状態を見てもらう方法があります。
自宅周辺で対応できる業者を探すならシロアリ110番
自宅の地域でどの業者に相談すればいいかわからない場合は、シロアリ110番を利用して対応できる業者を探す方法もあります。
施工前には、見積もり金額、施工範囲、保証内容などを確認しましょう。
シロアリを見つけたときにやってはいけないこと
むやみに殺虫剤を大量に使う
殺虫剤を広範囲に使うと、シロアリが別の場所へ移動し、被害状況がわかりにくくなる場合があります。
業者に調査を依頼する予定がある場合は、できるだけ発生場所を残しておきましょう。
何も確認せず放置する
屋外で一時的に見つけただけなら住宅被害がない場合もありますが、室内や床下、建物付近で見つけた場合は放置しない方がよいでしょう。
まずは羽アリ、蟻道、床の異変などがないか確認します。
見えるシロアリだけ駆除して安心する
数匹を退治しただけでは、床下や木材内部のシロアリまで処理できていないことがあります。
見えなくなったからといって、被害がなくなったとは限りません。
蟻道や被害場所をすぐ壊す
蟻道や被害部分をすぐに壊すと、業者が調査するときに状況を確認しにくくなることがあります。
まず写真を撮り、可能であればそのまま残しておきましょう。
不安になってその場で高額契約する
床下の写真や被害状況を見せられると、不安になってすぐ契約したくなることがあります。
しかし、見積もり内容に納得できなければ、その場で決める必要はありません。
施工範囲、料金、追加費用、保証内容を確認してから判断しましょう。
シロアリを見つけたら駆除費用はいくらかかる?
シロアリ駆除の料金は、施工面積や被害状況、施工方法などによって変わります。
一般的なバリア工法では、1㎡あたり2,300~2,500円程度がひとつの計算目安として使われることがあります。
たとえば50㎡なら、単純計算で約11万5,000~12万5,000円です。
ただし、実際の料金は施工内容や住宅の構造によって変わります。
正確な金額を知るには、現地調査後の見積もりを確認する必要があります。
シロアリ駆除費用はいくら?30坪・50㎡・100㎡の料金例と見積もりの見方
シロアリを見つけたらどうするか迷ったときの流れ
- シロアリを見つけた場所を確認する
- 虫や発生場所を写真に撮る
- むやみに殺虫剤を使わない
- 羽アリや蟻道、床の異変がないか確認する
- 建物から離れた場所だけなら状況に応じて対処する
- 室内や床下で見つけた場合は専門業者への相談を検討する
- 見積もりや施工内容を確認してから依頼する
まとめ|シロアリを見つけたら、まず発生場所を残して状況を確認しよう
シロアリを見つけたら、すぐに大量の殺虫剤を使うのではなく、まず発生場所や周辺の状態を確認しましょう。
特に重要なのは、
- 見つけた場所を確認する
- 写真を撮る
- むやみに殺虫剤を使わない
- 羽アリや蟻道などの被害サインを確認する
- 住宅内部まで被害が疑われる場合は専門業者に相談する
という流れです。
庭の木材など建物から離れた限定的な場所なら、自分で対処できるケースもあります。
一方、室内や床下で見つけた場合、羽アリが大量に出た場合、床や柱に異変がある場合は、見えているシロアリだけの問題ではない可能性があります。
また、薬剤を使うとシロアリが別の場所へ移動し、あとから調査しにくくなる場合があるため、業者に相談する予定があるなら発生場所をできるだけ残しておくことも大切です。
被害範囲がわからない場合は、まず住宅の状態を確認してもらい、見積もりや施工内容に納得してから駆除を依頼しましょう。