シロアリを見つけても、「少しくらいなら大丈夫では?」「すぐに家が倒れるわけではない」と考えて、そのままにしてしまう人もいるかもしれません。
しかし、シロアリは木材の内部など見えにくい場所で被害を広げるため、放置している間に土台や柱などへ被害が進む可能性があります。
被害が進んでから気づくと、シロアリ駆除だけでなく、木材の交換や床の補修などが必要になることもあります。
この記事では、シロアリ被害を放置するとどうなるのか、住宅への影響、修理費が増える理由、早めに業者へ相談した方がよいサインを解説します。
シロアリ被害を放置するとどうなる?
シロアリ被害を放置した場合、住宅の木材内部で被害が進行する可能性があります。
特に、
- 床下の土台
- 柱
- 大引き
- 根太
- 玄関周辺
- 浴室・洗面所周辺
などの木材が被害を受けることがあります。
初期の段階では外から見てもわかりにくいため、気づいたときには内部が傷んでいるケースもあります。
シロアリは木材の中を食害する
シロアリは木材の表面だけでなく、内部を食害します。
そのため、見た目では普通の木材に見えても、中が空洞状になっていることがあります。
被害が進むと、
- 柱を叩くと空洞音がする
- 木材が簡単に崩れる
- 床がふわふわする
- 床が沈む
といった症状が出ることがあります。
床が沈んだりふわふわしたりすることがある
床下の木材がシロアリ被害を受けると、床を支える力が弱くなることがあります。
その結果、
- 歩くと床が沈む
- 床がふわふわする
- 一部だけ感触が柔らかい
- 床鳴りが気になる
などの症状が出る場合があります。
ただし、床の沈みや床鳴りはシロアリ以外の原因でも起こります。
床の異常だけでシロアリと断定せず、床下の状態を確認することが重要です。
柱や土台の強度が低下する可能性がある
シロアリ被害で注意したいのが、建物を支える木材への被害です。
柱や土台などが長期間食害されると、木材本来の強度が低下する可能性があります。
被害の程度によっては、シロアリ駆除だけでなく、
- 被害木材の交換
- 柱の補強
- 床の補修
- 土台の補修
などが必要になることもあります。
放置すると修理費用が増える可能性がある
シロアリ被害が軽い段階であれば、駆除や予防施工だけで済む場合があります。
しかし、長期間放置して木材そのものが傷んでいると、駆除費用に加えて住宅の補修費用が必要になります。
たとえば、
| 被害の状態 | 必要になる可能性がある対応 |
|---|---|
| シロアリの侵入のみ | 駆除・防蟻施工 |
| 木材の軽い食害 | 駆除+部分的な補修 |
| 床下木材の劣化 | 駆除+木材交換・補強 |
| 床や柱まで被害 | 駆除+大きな補修工事 |
被害が進むほど、工事範囲が広がる可能性があります。
そのため、費用を抑える意味でも、異変に気づいた段階で状態を確認することが重要です。
シロアリを放置すると家がすぐ倒れる?
シロアリを見つけたからといって、すぐに家が倒れるというわけではありません。
被害の程度は、
- シロアリの種類
- 被害期間
- 被害箇所
- 住宅の構造
- 木材の状態
などによって異なります。
ただし、建物を支える重要な部分まで長期間被害が進んでいる場合は、構造上の問題につながる可能性があります。
「すぐ倒れないから放置してよい」という考え方はおすすめできません。
羽アリを放置するとどうなる?
家の中から羽アリが出た場合は、重要なサインのひとつです。
特に、
- 室内から大量に出た
- 同じ場所から毎年出る
- 窓や玄関周辺に大量の羽が落ちている
といった場合は、住宅内部や近くでシロアリが活動している可能性があります。
羽アリだけを掃除したり殺虫剤で処理したりしても、元のシロアリ被害が解消されるとは限りません。
蟻道を放置するとどうなる?
基礎や床下に土でできた細い筋のようなものがある場合は、シロアリの蟻道の可能性があります。
蟻道は、シロアリが地面から建物内部へ移動するために作ることがあります。
蟻道が見つかった場合は、むやみに壊して終わりにするのではなく、写真を撮って状態を確認しましょう。
蟻道を壊しても、シロアリそのものを駆除したことにはなりません。
市販の殺虫剤だけで放置していい?
目の前のシロアリや羽アリに殺虫剤を使うと、その場では虫が見えなくなることがあります。
しかし、床下や木材内部、土の中などにシロアリが残っている場合は、被害が続く可能性があります。
また、業者へ調査を依頼する予定がある場合は、広範囲に殺虫剤を使うことでシロアリが別の場所へ移動し、活動場所がわかりにくくなることもあります。
「見えなくなった=駆除できた」と判断しない方がよいでしょう。
こんな症状があるなら早めに確認する
次のような症状がある場合は、シロアリ被害が進んでいないか確認しましょう。
- 室内でシロアリを見つけた
- 羽アリが大量に出た
- 基礎に蟻道がある
- 床がふわふわする
- 床が沈む
- 柱や木材を叩くと空洞音がする
- 木材が柔らかくなっている
- 同じ場所から何度も羽アリが出る
複数の症状が重なっている場合は、早めに床下などを確認した方がよいでしょう。
シロアリ被害は自分で確認できる?
家の周囲から確認できるポイントもあります。
たとえば、
- 基礎に蟻道がないか
- 玄関周辺に羽が落ちていないか
- 柱や木材に傷みがないか
- 床に沈みや違和感がないか
などです。
ただし、床下や木材内部などは確認しにくいため、自分で見ただけでは被害範囲がわからないことがあります。
床下へ無理に入るのは避けましょう。
放置していいケースはある?
庭の古い木材や切り株など、建物から離れた場所だけでシロアリを見つけた場合は、すぐに住宅へ被害があるとは限りません。
その場合は対象の木材を撤去し、住宅の基礎周辺に蟻道などがないか確認するとよいでしょう。
一方で、
- 家の中
- 床下
- 柱
- 玄関
- 基礎周辺
でシロアリや被害のサインを見つけた場合は、放置しない方がよいでしょう。
シロアリ被害を見つけたら最初にすること
シロアリらしい虫や被害を見つけた場合は、まず状況を残しておきましょう。
- 発見場所を写真に撮る
- 羽アリなら数匹保管する
- 蟻道をすぐ壊さない
- 被害木材をむやみに削らない
- 殺虫剤を広範囲にまかない
そのうえで、住宅内部まで被害が疑われる場合は専門業者へ相談します。
北海道・東北・関東・中部地方ならキャッツ
北海道・東北・関東・中部地方で、シロアリ被害がどこまで進んでいるかわからない場合は、キャッツへ調査を依頼する方法があります。
キャッツでは床下などを確認し、シロアリの有無や被害状況を調査したうえで見積もりを提示しています。
調査から見積もりまでは無料です。
「シロアリらしい虫を見つけた」「床が少し沈む」「蟻道らしいものがある」といった場合は、放置せず一度状態を確認してもらう方法があります。
自宅周辺で対応できる業者を探すならシロアリ110番
どこへ相談すればよいかわからない場合は、シロアリ110番を利用して対応できる業者を探す方法があります。
シロアリ被害が疑われる場合は、
- どこに被害があるか
- どこまで施工するか
- 駆除料金
- 追加料金
- 保証内容
などを確認してから依頼しましょう。
シロアリ被害を放置した場合によくある質問
シロアリは何年放置すると危険?
何年で危険になるかを一律に決めることはできません。
被害の進み方は、シロアリの種類や侵入箇所、住宅の状態によって異なります。
年数だけで判断せず、シロアリや蟻道などを見つけた時点で被害状況を確認することが大切です。
シロアリを1匹見つけただけなら放置していい?
1匹だけで住宅全体に被害があるとは断定できません。
ただし、室内や床下で見つけた場合は、周辺に蟻道や羽アリ、木材の傷みなどがないか確認しましょう。
羽アリがいなくなったら大丈夫?
羽アリが見えなくなったからといって、住宅内部のシロアリがいなくなったとは限りません。
特に室内から大量に出た場合は、発生場所を確認した方がよいでしょう。
シロアリ被害は火災保険で直せる?
シロアリそのものによる被害は、一般的な火災保険では補償対象外となることがあります。
ただし、契約内容や被害原因によって扱いが異なるため、加入している保険会社へ確認してください。
駆除だけすれば傷んだ木材はそのままでいい?
木材の強度が十分残っている場合と、補修や交換が必要な場合があります。
駆除後に被害木材の状態も確認し、必要に応じて補修を検討しましょう。
まとめ|シロアリ被害は放置せず状態を確認する
シロアリ被害を放置すると、見えない場所で木材の食害が進む可能性があります。
被害が進行すると、シロアリ駆除だけではなく、床や柱、土台などの補修が必要になり、結果として費用が大きくなることもあります。
特に、
- 室内から羽アリが出た
- 基礎に蟻道がある
- 床が沈む
- 柱や木材が傷んでいる
といった症状がある場合は、放置しない方がよいでしょう。
シロアリ被害は「あとで考える」より、被害が小さい段階で状態を確認することが、住宅への影響や補修費用を抑えることにつながります。