シロアリ対策を考えていると、「駆除するなら何月がいい?」「春や夏まで待った方がいい?」と迷う人もいるでしょう。
結論からいうと、シロアリ被害が疑われる場合は、特定の月まで待つ必要はありません。
シロアリは一年を通して住宅内部や地中で活動しているため、羽アリが出る季節以外でも被害が進んでいる可能性があります。
一方で、春から夏は羽アリが発生しやすく、シロアリ被害に気づきやすい時期です。
この記事では、シロアリ駆除に向いている時期、種類ごとの羽アリ発生時期、無料調査を依頼するタイミング、予防施工を考える時期を解説します。
シロアリ駆除は何月がいい?
シロアリ駆除に「必ずこの月がベスト」という時期はありません。
住宅内でシロアリや被害のサインを見つけた場合は、季節にかかわらず早めに状態を確認することが重要です。
特に、
- 室内から羽アリが大量に出た
- 基礎に蟻道がある
- 床が沈む・ふわふわする
- 柱や木材が傷んでいる
- 実際にシロアリを見つけた
といった場合は、春や夏まで待つ必要はありません。
シロアリ駆除は「何月か」より、「被害に気づいた時点」で動くことが大切です。
シロアリは一年中いる
羽アリを見るのは特定の季節が多いですが、シロアリそのものは羽アリの時期だけ活動しているわけではありません。
普段は、
- 地中
- 床下
- 木材内部
- 壁内部
など、人から見えにくい場所で活動しています。
そのため、冬に羽アリを見ないからといって、シロアリ被害がないとは限りません。
羽アリが出やすいのは春から夏
シロアリ被害に気づきやすいのは、羽アリが発生する時期です。
日本で住宅被害が問題になりやすいシロアリでは、種類によって羽アリが出る時期が異なります。
| シロアリの種類 | 羽アリが出やすい時期の目安 | 出やすい時間帯 |
|---|---|---|
| ヤマトシロアリ | 4月~5月ごろ | 昼間 |
| イエシロアリ | 6月~7月ごろ | 夕方~夜 |
| アメリカカンザイシロアリ | 6月~9月ごろ | 昼間 |
ただし、地域や気温、その年の気候によって時期は前後します。
北海道や東北などでは、ヤマトシロアリの羽アリが出る時期が本州の暖かい地域より遅くなることもあります。
4月~5月はヤマトシロアリの羽アリに注意
日本で広く見られるヤマトシロアリは、春に羽アリが出やすくなります。
暖かい日や雨上がりなどに、
- 玄関
- 浴室
- 洗面所
- 窓際
- 床下付近
からまとまって出ることがあります。
家の中から大量に羽アリが出た場合は、住宅内部や近くでシロアリが活動している可能性があるため、発生場所を記録しておきましょう。
6月~7月はイエシロアリの羽アリに注意
イエシロアリは、初夏から夏にかけて羽アリが出やすくなります。
ヤマトシロアリとは違い、夕方から夜に飛び出すことが多く、明かりへ集まることがあります。
夜に窓や照明周辺へ大量の羽アリが集まっていても、屋外から飛来しただけの可能性があります。
一方で、室内の壁や床、柱などから直接出ている場合は、住宅内部で発生している可能性もあるため注意が必要です。
羽アリが出た月だけ駆除すればいい?
いいえ。
羽アリの発生はシロアリを見つけるきっかけになりますが、駆除の必要性は羽アリが出た月だけで判断するものではありません。
羽アリがいなくなっても、住宅内部のシロアリまでいなくなったとは限りません。
数日で羽アリが見えなくなったからといって、そのまま放置しない方がよいでしょう。
羽アリが出たら何日以内に業者を呼ぶ?
「何日以内」という決まりはありませんが、家の中から大量に出た場合は、できるだけ早めに調査を依頼するとよいでしょう。
特に、
- 室内から大量に発生した
- 毎年同じ場所から出る
- 床下や柱から出ている
- 蟻道も見つかっている
場合は早めの確認がおすすめです。
業者を呼ぶ予定がある場合は、発生場所を写真に撮り、可能であれば羽アリを数匹保管しておきましょう。
羽アリに殺虫剤をかけてから依頼してもいい?
目の前の羽アリに殺虫剤を使うことはできますが、業者へ調査を依頼する予定なら広範囲への散布は慎重にした方がよいでしょう。
薬剤によって虫が移動し、発生場所を確認しにくくなる場合があります。
すでに殺虫剤を使った場合は、
- 使用した薬剤
- 使用した場所
- 使った日時
- 最初に発生した場所
を業者へ伝えましょう。
冬でもシロアリ駆除はできる?
冬でもシロアリ駆除を依頼できます。
羽アリが見られなくても、床下などを調査して、
- 蟻道
- 食害
- シロアリの活動跡
- 木材の状態
などを確認することができます。
「春まで待たないと調査できない」というわけではありません。
秋でもシロアリ駆除はできる?
秋もシロアリ駆除や点検は可能です。
春から夏に羽アリを見たものの、そのままになっている場合は、秋になってからでも一度状態を確認しておきましょう。
羽アリの季節が終わったからといって、被害も終わったとは限りません。
シロアリ無料点検を受けるなら何月がいい?
無料点検も一年を通して依頼できます。
特に点検を検討しやすいタイミングは、
- 春から夏に羽アリを見つけたとき
- 新築や前回施工から5年程度経ったとき
- 中古住宅を購入したとき
- リフォーム前後
- 雨漏りや水漏れがあったとき
- 庭や家の近くでシロアリを見つけたとき
などです。
何も症状がない場合でも、以前の防蟻施工から長期間経っているなら点検を検討できます。
シロアリ予防をするなら何月がいい?
シロアリ予防も基本的には年間を通して施工できます。
そのため、羽アリが出る直前の春まで待つ必要はありません。
予防施工を考えるなら、
- 前回の施工時期
- 保証期間
- 住宅の状態
- 床下の状態
を基準に判断しましょう。
「○月だから予防する」というより、前回の施工から何年経っているかを確認する方が重要です。
新築から5年たったら何月に点検する?
新築時の防蟻処理から5年程度経過している場合は、保証が切れる時期を確認して点検を検討しましょう。
たとえば、4月に新築した住宅だからといって、必ず翌年以降も4月に点検しなければならないわけではありません。
保証満了日の前後など、自分の予定を立てやすい時期で構いません。
梅雨時期はシロアリが増える?
梅雨時期は湿度が高くなり、シロアリを意識する人が増える季節です。
また、ヤマトシロアリやイエシロアリの羽アリ発生時期と重なることがあります。
ただし、梅雨だけシロアリが活動するわけではありません。
湿気対策は住宅管理として重要ですが、「梅雨が終わればシロアリ対策も不要」とは考えない方がよいでしょう。
雨の日でもシロアリ調査はできる?
床下中心の調査であれば、雨の日でも対応できる場合があります。
ただし、
- 屋外の確認
- 建物周囲の状態
- 施工内容
によっては、天候の影響を受けることがあります。
予約日に大雨や台風が予想される場合は、業者へ確認しましょう。
羽アリが出る前に予防した方がいい?
前回の防蟻施工から年数が経っている場合は、羽アリが出るまで待つ必要はありません。
羽アリはすでに活動しているシロアリを発見するサインのひとつです。
「羽アリが出てから予防する」のではなく、施工時期や住宅の状態に応じて予防を検討しましょう。
依頼を急いだ方がいいケース
次のような場合は、季節を待たずに早めに相談した方がよいでしょう。
- 室内から大量の羽アリが出た
- 基礎や床下に蟻道がある
- シロアリそのものを見つけた
- 床が沈む・ふわふわする
- 柱や土台が傷んでいる
- 同じ場所から毎年羽アリが出る
- 以前駆除した場所で再発した
こうした場合は、何月かに関係なく調査を検討しましょう。
少し様子を見てもよいケース
庭の古い木材や切り株など、住宅から離れた場所だけでシロアリを見つけた場合は、すぐに家へ被害があるとは限りません。
対象となる木材を撤去し、基礎周辺に蟻道などがないか確認しましょう。
ただし、家のすぐ近くで何度も見つける場合や、住宅側にも気になるサインがある場合は点検を検討してください。
繁忙期は予約が取りにくくなることもある
春から夏は羽アリの相談が増えやすいため、業者によっては調査や施工の予約が混み合うことがあります。
特に羽アリが大量発生した時期は、同じ地域で相談が集中することもあります。
「そのうち電話しよう」と長期間放置するより、気になる症状があれば早めに問い合わせておくとよいでしょう。
北海道・東北・関東・中部地方ならキャッツ
北海道・東北・関東・中部地方で、シロアリや羽アリについて相談したい場合はキャッツがあります。
キャッツでは床下などを調査し、シロアリの有無や住宅の状態を確認したうえで見積もりを提示しています。
調査から見積もりまでは無料です。
羽アリが出た場合は、発生時期や場所を伝え、可能であれば写真を残しておくと確認してもらいやすくなります。
自宅周辺で対応できる業者を探すならシロアリ110番
近くでシロアリ調査や駆除に対応できる業者を探したい場合は、シロアリ110番を利用する方法があります。
春から夏の羽アリ発生時期だけでなく、秋や冬でもシロアリ被害が疑われる場合は相談できます。
紹介された業者へ依頼する際は、
- 調査内容
- 施工範囲
- 料金
- 追加料金
- 保証
を確認してから契約しましょう。
シロアリの発生時期についてよくある質問
シロアリ駆除は春が一番いい?
春はヤマトシロアリの羽アリが出やすく、被害に気づきやすい時期です。
ただし、駆除そのものは春以外でも可能です。
夏に駆除しても遅くない?
遅くありません。
夏に羽アリやシロアリを見つけた場合も、早めに状態を確認しましょう。
冬にシロアリはいなくなる?
冬になったからシロアリが住宅からいなくなるわけではありません。
羽アリは見られなくても、木材内部や床下などで活動している可能性があります。
羽アリが出るのは何月?
ヤマトシロアリは4月~5月ごろ、イエシロアリは6月~7月ごろが代表的な目安です。
ただし、地域や気温によって前後します。
11月や12月でも無料点検を頼める?
対応している業者であれば、秋や冬でも調査を依頼できます。
羽アリがいなくても、蟻道や食害跡などから状態を確認できます。
羽アリが出なくなったら来年まで待っていい?
家の中から大量に出た場合は、来年まで待つことはおすすめできません。
羽アリがいなくなっても、住宅内部のシロアリがいなくなったとは限らないためです。
まとめ|シロアリ駆除は月よりも発見したタイミングが重要
シロアリ駆除は、一年を通して行うことができます。
ヤマトシロアリは4月~5月ごろ、イエシロアリは6月~7月ごろに羽アリが出やすいため、春から夏はシロアリ被害に気づきやすい時期です。
しかし、シロアリ自体は羽アリが出る時期だけ存在するわけではありません。
特に、
- 羽アリが大量に出た
- 蟻道が見つかった
- 床や柱に異常がある
- 実際にシロアリを見つけた
場合は、何月であっても早めに状態を確認しましょう。
「駆除に一番いい月」を待つより、シロアリ被害のサインに気づいた時点で調査を依頼することが、被害を広げないための重要なポイントです。