家の中や家のまわりで羽のある虫を見つけると、「これってシロアリ?」「黒アリの羽蟻?」と不安になる方は多いと思います。
結論から言うと、シロアリの羽アリと黒アリの羽蟻は、触角・くびれ・羽の大きさを見ると見分けやすいです。
この記事では、シロアリと黒アリの羽蟻の違いを、写真がなくても判断しやすいようにわかりやすく解説します。
まず結論|シロアリと黒アリの羽蟻の違いは3つ見ればわかる
シロアリと黒アリの羽蟻を見分けるときは、次の3つを見ると判断しやすいです。
触角の形
胴体のくびれ
羽の大きさ
この3つを順番に見るだけでも、かなり見分けやすくなります。
違い1|触角の形が違う
シロアリの羽アリは、まっすぐに近い数珠状の触角をしています。小さな粒が連なっているような見た目です。
黒アリの羽蟻は、途中で折れ曲がった「く」の字型の触角をしています。これがかなり大きな違いです。
虫を上から見たときでも、触角の形は意外と見やすいポイントです。
違い2|胴体にくびれがあるかどうかが違う
シロアリの羽アリは、腰のくびれがなく、全体にずんどうです。頭からお腹までがなだらかにつながって見えます。
黒アリの羽蟻は、胸とお腹の間が細くくびれているのが特徴です。
ぱっと見で一番わかりやすいのは、この胴体の形かもしれません。
違い3|羽の大きさが違う
シロアリの羽アリは、4枚の羽がほぼ同じ大きさです。前の羽も後ろの羽も、あまり差がありません。
黒アリの羽蟻は、前の羽のほうが後ろの羽より大きいです。
羽が広がっているときは、この違いがかなり見やすいです。
シロアリと黒アリの羽蟻は色でも違う?
色だけで判断するのはおすすめしません。ただ、参考になることはあります。
黒アリの羽蟻は全体に黒っぽく見えることが多いですが、シロアリにも黒っぽく見える種類がいます。そのため、色だけで「黒いから黒アリ」と決めないほうが安全です。
見分けるときは、やはり触角・くびれ・羽の大きさを優先したほうが確実です。
シロアリの羽アリが出やすい時期
シロアリの羽アリは、出る時期にも特徴があります。特に春から初夏にかけて見かけやすくなります。
そのため、この時期に室内や家の周辺で羽アリが大量に出た場合は、シロアリを疑うきっかけになります。
黒アリの羽蟻が出やすい時期
黒アリの羽蟻は、種類によって時期が違いますが、比較的長い期間にわたって見られることがあります。
そのため、春から初夏の短い時期に一斉に大量発生しているならシロアリの可能性を考えやすく、長い期間にぽつぽつ見るなら黒アリの羽蟻の可能性もあります。
ただし、時期だけで断定するのは危険なので、見た目とあわせて判断することが大切です。
家の中で出たら、シロアリを疑ったほうがいい?
家の中で羽アリが出た場合は、シロアリの可能性を意識したほうが安心です。
特に、次のような場合は注意したいです。
室内で大量に出た
窓際や床に羽だけがたくさん落ちている
同じ場所から何度も出る
このような場合は、黒アリの羽蟻よりもシロアリの羽アリを疑う理由が強くなります。
見分けに迷ったときの考え方
迷ったときは、次の順番で見ると判断しやすいです。
羽の大きさを見る
腰のくびれを見る
触角の形を見る
前後の羽が同じくらいならシロアリ寄り、前の羽が大きければ黒アリ寄りです。
さらに、ずんどうならシロアリ寄り、くびれがあれば黒アリ寄り、数珠状の触角ならシロアリ、くの字なら黒アリと考えるとわかりやすいです。
シロアリと黒アリの羽蟻の違いを簡単に覚えるコツ
覚え方はとてもシンプルです。
シロアリ
まっすぐ触角
ずんどう
4枚の羽が同じ大きさ
黒アリの羽蟻
曲がった触角
くびれあり
前の羽が大きい
この3つで覚えておくと迷いにくいです。
まとめ|シロアリと黒アリの羽蟻の違いは「触角・くびれ・羽」で見る
シロアリと黒アリの羽蟻の違いを見分けるなら、触角・くびれ・羽の大きさを見るのが基本です。
シロアリは数珠状の触角、ずんどうの体、4枚の羽がほぼ同じ大きさ。黒アリの羽蟻はくの字型の触角、細いくびれ、前の羽が後ろより大きいという違いがあります。
色や時期も参考にはなりますが、それだけで決めるのではなく、まずは形で見るのが安心です。
家の中で羽アリを見つけた場合は、特にシロアリの可能性も考えて、早めに確認するほうが不安を長引かせずに済みます。