「コンクリートの家ならシロアリは大丈夫?」
「ベタ基礎でも被害は出るの?」
「コンクリートだから安心だと思っていた」
自分の家はコンクリートだからと安心していませんか?
結論から言うと、シロアリはコンクリートそのものを食べるわけではありませんが、コンクリートの家でも被害は起こりえます。
つまり、コンクリート=シロアリが来ないではありません。
大事なのは、
コンクリートを食べるかどうかではなく、
木部までたどり着けるルートがあるかどうか
です。
この記事では、シロアリとコンクリートの関係をテーマに、
- コンクリートの家でも被害が出る理由
- ベタ基礎でも安心しきれない理由
- シロアリが入りやすい場所
- 家のまわりで気をつけたいこと
を、わかりやすく整理します。
シロアリはコンクリートを食べるの?
食べません。
シロアリが食べるのは、木材や紙など、セルロースを含むものです。
そのため、コンクリートそのものを食べて被害を広げるわけではありません。
ただし、ここで安心しすぎるのは危険です。
シロアリはコンクリートを食べなくても、
- わずかなすき間
- ひび割れ
- 配管まわり
- 基礎の立ち上がり
- 木材との接点
などを通って、建物の木部へ近づくことがあります。
つまり、
コンクリートは食べないけれど、コンクリートの家でもシロアリ被害は起こりうる
ということです。
コンクリートの家でもシロアリ被害はある?
あります。
「コンクリート住宅だから大丈夫」と思われがちですが、建物の中には木材が使われていることが多いです。
たとえば、
- 下地材
- 窓まわりの木部
- ドア枠
- 床組
- 間柱
- 収納内部の木材
- 巾木や造作材
などです。
そのため、建物の主要部分がコンクリートでも、シロアリがたどり着ける木材があれば被害は起こります。
ベタ基礎でもシロアリは出る?
出ることがあります。
ベタ基礎は、地面からの侵入を抑えやすいと言われることがあります。
でも、ベタ基礎だから絶対に安心とは言えません。
なぜなら、シロアリは
- 配管の立ち上がりまわり
- 基礎の継ぎ目
- 施工上できたすき間
- 玄関まわり
- 外まわりの木材
などを通じて近づく可能性があるからです。
つまり、
ベタ基礎は有利ではあっても、無敵ではない
と考えるほうが自然です。
シロアリがコンクリートまわりから入りやすい場所
コンクリートの家やベタ基礎の家で、特に注意したいのは次のような場所です。
- 配管が通っているところ
- 基礎と外構の境目
- 玄関まわり
- 水まわりの外側
- 基礎の立ち上がり付近
- 雨どいの近く
- ひび割れがある場所
こうした場所は、湿気がたまりやすかったり、すき間ができやすかったりして、シロアリの通り道になりやすいです。
コンクリートに蟻道はできる?
できます。
シロアリは移動のために蟻道を作ることがあります。
これは土の道のようなもので、コンクリートの表面に沿って伸びることもあります。
たとえば、
- 基礎に茶色い筋のようなものがある
- コンクリートの表面に土が貼りついたような跡がある
- 基礎の角に細い土の道のようなものがある
こうした場合は注意したいです。
「ただの汚れかな」で流さず、シロアリのサインかもしれないと考えたほうが安心です。
コンクリート住宅でよくある勘違い
コンクリートだからシロアリは来ない
これはよくある勘違いです。
シロアリはコンクリートを食べないだけで、木部まで行ければ被害は出ます。
ベタ基礎だから点検不要
ベタ基礎でも侵入経路がゼロになるわけではありません。
点検しなくていい理由にはなりません。
見た目に異常がないから大丈夫
シロアリ被害は見えない場所で進むことがあります。
コンクリートの見た目がきれいでも、内部の木材まではわかりません。
コンクリートの家で気をつけたいこと
コンクリート住宅やベタ基礎の家で意識したいのは、侵入されにくい環境を保つことです。
家の近くに木材を置かない
枕木、木の端材、古い木製プランター、木の杭などは、家の近くに置きっぱなしにしないほうが安心です。
湿気がたまる場所を減らす
雨どいの排水、水まわりの外側、風通しの悪い場所は見直したいです。
基礎まわりを確認する
基礎の立ち上がり、配管まわり、玄関まわりなどは、ときどき見ておくと気づきやすいです。
小さな異変を軽く見ない
羽アリ、蟻道、木くず、床の違和感などがあれば、コンクリートの家でも注意したほうがいいです。
こんな症状があれば確認したい
コンクリートの家でも、次のような症状があるなら一度しっかり見たほうが安心です。
- 基礎に蟻道のようなものがある
- 羽アリを見た
- 床がふわふわする
- 木枠や巾木がもろい
- 水まわりの木部が弱い
- 木くずのようなものが出る
こうしたサインがあるなら、
コンクリートだから平気
ではなく、
木部まで影響が出ていないか
を見ることが大切です。
コンクリートでも安心しきらないことが大切
コンクリートの家やベタ基礎には、たしかに安心感があります。
でも、それを理由に何も見ないのは少し危ないです。
シロアリは、古い木造住宅だけの問題ではありません。
家の中に木材があり、侵入しやすい場所があり、湿気があるなら、コンクリートでも無関係とは言えません。
だからこそ、
コンクリートだから大丈夫
ではなく、
コンクリートでも気になるサインは見ておく
という考え方が大切です。
まとめ|シロアリはコンクリートを食べないが、コンクリートの家でも被害は起こりうる
「シロアリ コンクリート」で知っておきたい答えは、
シロアリはコンクリートを食べないが、コンクリートの家でも侵入ルートがあれば被害は起こりうる
ということです。
特に、
- ベタ基礎だから安心しきっている
- 配管まわりや基礎の近くを見ていない
- 家のまわりに木材を置いている
- 湿気がたまりやすい
こうした条件があるなら注意したいです。
大切なのは、
- コンクリート=絶対安心と思い込まないこと
- 木部や基礎まわりの異変を見ること
- 小さなサインを軽く見ないこと
です。